妻の実家と折り合いが悪い。
嫌われているのではない。
逆だ。異常に好かれている。
盆や正月に帰郷する度に篤く歓待を受け私は帰途に着く。
「またいらしてね」
「あぁ、君は息子も同然だ」
微笑む義母。風に黒髪が靡く。
大らかな義父。私の肩を叩く腕が太い。
私は最近胃癌が見つかった。
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