#呟怖 弟は配達所を辞め一人暮らしを始めた。ある夜、風邪を引き高熱にうなされていると、枕元に人の気配がする。額がふっと冷たくなった。目を開くと、老婆が額に手を当てている。気を失い、朝になると熱は下がっていた。
あれはきっと亡くなった祖母だ。帰郷した弟はそう言うと仏壇に手を合わせた。
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