#呟怖 知人の話。父が死んで間もないある夜、仏壇の前に喪服の女が座り熱心に拝んでいた。顔は影に覆われ見えない。やがて背後の闇に溶けるように消えた。それから毎晩現れては仏壇に手を合せる。が、四十九日を過ぎた頃からぱたりと見なくなった。女が何者か察せられたので、母には話さないでいる。
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