#呟怖
鼻先を何かが掠め、顔を上げると街ゆく人々が宙を見上げていた。
無数の花びらが静かに舞っている。彩り鮮やかに薫る雨。
空から異物が降る、怪雨 (あやしあめ)の伝承を思い出した。
生きていれば、稀にこんな奇跡に出逢う日もある。
死ぬつもりであったが、もう少し生きてみようと思った。
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